30歳前後から自分への投資としてエステサロンに通った私ですが、30代はそれ以外にも貪欲に自己投資に励みました。
ハイブランドの服や装飾品を身につけたり、タワーマンションを購入したり、高級なレストランやホテルに足を運んでみたり……。
とにかく仕事一筋の私でしたが、仕事のパフォーマンスをさらに上げるために、そして、自分の価値を高めるためには、上質なものを身にまとい、上質なものに触れ、上質な時間を過ごす必要があると感じていました。
そうやって背伸びしながら、実際に自分自身でハイクオリティなものを体感し、「本物」とは何かを覚えていったように思います。
でもそのうち、気づきました。
上質なものを手にするよりも、「それに見合った自分」であることが先だと。
どんなにいい車に乗っても、どんなに高級なレストランに行っても、
自分自身でその価値がわからないのなら、メッキはいつか剥がれてしまいます。
自分の心や体、感性を磨かなければ、その素晴らしさを本当に味わうことはできません。人間的な魅力や奥深さ、そして、仕事の質を上げることもできません。
また、「高級」や「有名」であることが、上質だとは限らないということも、私は知りました。
上質なもの、美しいものには理由があります。それなりの歴史とそれなりの時間が紡がれているからこそ、輝きを放っている。
それは、ある時期、一生懸命背伸びをしたからこそ見えた風景でした。
最初は「背伸び」だったとしても、実際に体感するからこそ本物を見分け、自分にとってよりよいものと、そうでないものを取捨選択する目が養われていきます。
その選択肢を増やすためにも、自分に投資する時代があってもいいのではと、私は思います。
すべての女性は、強く、また優しい存在であってほしいと私は思っています。
そして、女性として生まれたからには、誰もが美しいものに触れていたいし、美しい自分でいたいと願うものだとも思います。
時には、しんどいと感じることもある人生の中で、大変な思いをしながらもがんばっている自分へのご褒美をあげて、また前に進んでいく。
そして、自分を大切にしながら、ひとつずつ階段を登っていく。
その結果、歳を重ねて、「今の私が好き」「今の自分が誇らしい」と言えるようになるのは素敵なことです。
そんな女性が1人でも増えるよう、unruは心を尽くしてお手伝いしたいと考えています。